【STEP4】投稿には「着地点」がある

マサミチ

投稿を書き終えて、投稿ボタンを押す。

そのとき、あなたは何を考えていますか?

「ちゃんと伝わったかな」「反応来るかな」という不安はあっても、「読んだ人にどんな感情を残すか」まで考えている人は、ほとんどいないです。

ここが、バズる人と伸び悩む人の分岐点

投稿には「着地点」がある

読者が投稿を読み終えた瞬間、何かを感じます。

「なるほど」
「面白い」
「ちょっと不安になった」
「やってみよう」
「この人、好きだ」
「なんか嫌だ」

感情の種類は何でもいい。

問題は、あなたがその感情を意図して設計しているかどうかです。

無意識に書いた投稿は、着地点がぼんやりしています。読み終えても何も残らない。情報はあるのに、感情が動かない。

意図して書いた投稿は、着地点が一点に収束しています。読み終えた瞬間に、ある一つの感情がじわっと残る。それが記憶になります。

映画で考えると分かりやすいです。「ロッキー」を観終わった後に残る感情は「自分もやれるかもしれない」という衝動。

「ショーシャンクの空に」を観終わった後に残るのは「希望」です。監督は何時間もかけて、その一つの感情に向かって全てを設計しています。

投稿も同じ。

読み終えた後に「何を感じさせるか」が決まっていない投稿は、映画で言えば「なんとなく面白いシーンを繋いだだけの映像」です。観た後に何も残らない。

着地点を決めてから書く

多くの人が順番を逆にやっています。

書きたいことを書いて、最後に「どう締めようか」と悩む。

これだと着地点がブレます。情報は届いているのに、読み終えた後にふわっと消えていく。「ためになったけど、何だったっけ」という感覚の正体はこれです。

正しい順番はこちら。

読み終えた人に、何を感じさせたいか」を先に決める。

それから書き始める。

例えば「自分もやれるかもしれない」という感情を着地点にするなら、投稿全体を「自分と近い人間が、小さな一歩を踏み出した話」として設計します。

フックも、展開も、全部その感情に向かって積み上げる。途中で「役に立つ情報」を入れたくなっても、着地点から外れるなら削る。

「この人、信用できる」を着地点にするなら、正直に失敗談を書く。

「すごい人」の話ではなく、「ちゃんと迷っている人間」の話として書く。途中でかっこいいことを言いたくなっても、信頼を損なうなら削る。

着地点が決まると、何を書いてよくて何を削ればいいかが自動的に分かります

「この話、面白いんだけどなんか違う」という感覚の正体は、着地点とズレているサインです。着地点が明確になると、その感覚の精度が上がります。

4つの着地点

狙える着地点は大きく4つです。

共感

「わかる」と思わせる。読者が自分の経験に重ねられる内容を書く。「あるある」と思わせることで、いいねやリポストが増えやすい。ただし共感だけでは行動には直結しにくい。フォロワーとの距離を縮める段階で使う。

信頼

「この人は本物だ」と思わせる。失敗・葛藤・正直な視点を出す。「いいことしか言わない人」からは買わない。迷って、失敗して、それでも続けている人から買う。フォロワーとの関係が深まり、長期的な収益につながる。

衝動

「やってみよう」「知りたい」と思わせる。具体的な数字や、意外な切り口が効く。「え、そんな方法があるの?」「自分にもできるかも」と思わせると、問い合わせや購入に動きやすい。売上に最も直結する着地点です。

好奇心の宙吊り

「続きが気になる」という状態で終わらせる。答えを出さずに終わる。「この話の続きはLINEで」「詳しくは明日の投稿で」という流れを作れる。次の投稿を読ませたいとき、LINEへ誘導したいときに使う。

この4つのどれを狙うかで、投稿の設計が全部変わります。

着地点がズレると、何が起きるか

同じ内容を書いても、着地点がズレると全く違う反応になります。

「FXで月30万稼いだ方法」という投稿を、衝動を着地点にして書くと、「教えてください」「気になる」という反応が来ます。

具体的な手順や数字を前面に出して、「自分にもできそう」と思わせる構成にする。

同じ内容を「この方法に出会うまでの3年間」として信頼を着地点にして書くと、反応数は少ないかもしれないけど、濃いDMが来ます。

苦労した過程と正直な葛藤を書いて、「この人は本物だ」と思わせる構成にする。

どちらが正解かじゃなく、「今何が必要か」で選ぶ。フォロワーを増やしたい段階なら衝動と共感。信頼を積みたい段階なら信頼と好奇心の宙吊り

よくある失敗が2つあります、それがこちら。

①投稿に着地点を詰め込みすぎる

「信頼も積みたいし、衝動も起こしたいし、続きも気にさせたい」と欲張ると、全部中途半端になる。読み終えた後に「で、何だったんだろう」という感覚になる。

着地点は一投稿に一つです。

②着地点を「情報の正確さ」に置く

「役に立つ情報を届けたい」というのは手段であって着地点ではないです。

役に立つ情報を届けた結果、読者に何を感じさせるか。そこまで考えて初めて着地点が決まります。「ためになった」は感情ではなく、評価です。感情と評価は違う。

着地点を意識した投稿に変える練習

自分が過去に書いた投稿を一つ選んでください。

その投稿を読み終えた読者は、何を感じましたか?

「なるほど」だったか、「やってみよう」だったか、「この人信用できる」だったか、「続きが気になる」だったか。

次に、「本当は何を感じさせたかったか」を考えます。

もし狙いと結果がズレていたなら、どこを変えれば着地点が揃うかを考える。フックを変えるのか、中盤の展開を変えるのか、最後の一文を変えるのか。たいていは最後の一文だけ変えれば着地点が揃います。

最後の一文は、着地点そのもの。

「やってみてください」で終わる投稿は衝動を着地点にしている。「自分もそう思っていた時期がありました」で終わる投稿は共感を着地点にしている。「続きはまた書きます」で終わる投稿は好奇心の宙吊りを着地点にしている。

それだけで、投稿の残り方が変わります。

・書く前に決める着地点
・書いた後に確認する最後の一文

この2つを習慣にするだけで、「なんとなく書く」から「設計して書く」への切り替えが起きます。

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