文章術

読まれる文章と読み飛ばされる文章の、たった一つの違い

マサミチ

「結論→理由→まとめ」

この型で文章を書いている人、多いですよね。

確かにスッキリ読めるし、伝わりやすい。SNSでも「PREP法を使え」とよく言われます。

でも正直言うと、この型だけで書いた文章は、読まれても印象に残らないんですよね。

情報は伝わる。でも次の日には誰が書いたのか忘れられている。そんな文章になってしまう。

コンサルやサービスを売りたいなら、情報を届けるだけじゃ足りなくて、「この人から学びたい」という感情を動かさないといけない。

そのために必要なのが、今回話す「ギザり」です。

ギザった文章とは何か?

ギザりとは、ノコギリの刃のようにデコボコした文章のことです。

きれいに整った論理展開ではなく、感情の起伏があって、ところどころ粗削りで、でもそこが妙に刺さる。そういう文章のことです。

実例として「なぜ私がSNSマーケティングを始めたのか」というテーマで、2つの文章を書いてみます。

❌ 印象に残らない文章

私がSNSマーケティングを始めた理由は、会社員の収入だけでは将来が不安だったからです。副業で収入源を複数持つことの重要性を感じ、スキルが身につきやすいSNSマーケティングを選びました。

読めます。意味も伝わります。
でも、何も感情が動かない。

「あー、よくある話ね」で終わりです。

⭕ 印象に残る文章

私がSNSマーケティングを始めたきっかけは、上司との何気ない会話でした。

「お前、このまま定年まで勤めるつもりか?」

冗談半分で言われた一言でした。でも帰り道、ずっとその言葉が頭から離れなかった。

…このまま定年まで?

毎朝満員電車に揺られて、会議で同じ議論を繰り返して、年に一度の昇給を指折り数えて。

それが俺の人生か。

その夜、スマホで「副業 会社員 おすすめ」と検索していました。

どうですか?

後者の方が「続きが読みたい」と思いませんか?

これがギザりです。

論理的に整った文章ではなく、感情の揺れが文章に乗っている。

だから読者が感情移入できる。

なぜギザった文章が刺さるのか

ギザった文章が印象に残る理由は、読者が「感情移入」するからです。

人は情報では動かず、感情で動きます。

「副業を始めた方がいい理由3つ」を読んで「なるほど、副業しよう」とはなかなかならない。

でも「あの上司の一言が頭から離れなかった」というリアルな体験談を読んで、自分の会社員時代の記憶が重なって「この人、自分と同じだ」と感じた瞬間に、心が動く

「99人に嫌われても1人がファンになればいい。一番ダメなのは誰の感情も動かさない文章だ」

本当にそうだと思います。

きれいな文章は嫌われない代わりに、好かれもしない。

ギザった文章はリスクがあるけど、刺さった人は深くファンになってくれる。

SNSで発信して集客したいなら、後者の方が圧倒的に強いです。

ただし、何でもストーリーにすればいいわけじゃない

「ストーリー形式が刺さるんだな」と分かっても、すべての投稿をストーリー形式にするのはやめてください。

「Threadsのフォロワーを増やす3つの方法」みたいなHow To系の投稿は、結論→理由→まとめの型の方が断然読みやすいです。

ギザった文章が有効なのは、自己紹介・体験談・なぜこれを始めたのか・失敗談など、自分という人間を伝える場面です。

この使い分けができると、「情報も伝わるし、人柄も伝わる」という発信になります。

その両方が揃った時に、初めて「この人から買いたい」という感情が生まれてきます。

まず一本、ギザった自己紹介文を書いてみてください。

それだけでSNSの見られ方が変わってきます。

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