マーケティング

AIに潰されるマーケターと生き残るマーケターの差【ニッチな感情を拾えるか】

マサミチ

こんにちは、マサミチです。

ここ近年AIの進化が加速する中で、マーケターとして生き残れる人とそうでない人の差がはっきり見えてきました。

今回はその核心についてお話しします。

本記事の内容
  • AIが苦手なことは何か
  • ニッチな感情を拾うとはどういうことか
  • 具体的にどう発信に活かすか

AIはメジャーな感情しか拾えない

AIはテキストを生成するのが得意です。

でも「どんな感情に刺さる文章を書くか」という部分には、決定的な弱点があります。

メジャーな感情

「嬉しい」
「悲しい」
「怒り」
「不安」

これらはうまく表現できる。

でもニッチな感情、つまり複雑に絡み合った人間特有の感情を拾い上げることが死ぬほど苦手です。

例えばこちら。

「推しの結婚発表でショックを受けたけど、真のファンとして涙をこらえてお祝いリプを赤スパで送る」

この愛憎が入り混じった複雑な気持ち、AIには絶対に言語化できない

「ショック」と「お祝い」が同時に存在する矛盾した感情は、人間だけが理解できるものです。

SNSで大量に流れてくるAI生成コンテンツを見ていると、確かに情報としては正確です。でもなぜか読んでも心が動かない

それはメジャーな感情にしか刺さっていないからです。

「稼ぎたい」「痩せたい」「モテたい」という大きな欲望には応えられても、その欲望の裏側にある複雑な感情には届いていない。

マーケティングの世界でも全く同じことが起きています。

「お金を稼ぎたい」という欲望はメジャーな感情なのでAIでも拾える。でも「副業で少し稼げるようになったけど、会社の同僚には言えなくて一人でこっそり喜んでいる」みたいなニッチな感情は、AIには永遠に拾えない

そしてこのニッチな感情に刺さる文章が、一番課金を動かします

ニッチな感情を拾うとはどういうことか

ニッチな感情とは、「あるある」と思わせながらも、誰も言語化してこなかった感情のことです。

読んだ瞬間に「これ、まさに自分だ」と思わせる。

でもそれを言葉にしてくれた人は今まで誰もいなかった。そのギャップが、読者の心を強く動かします

SNSで言うと、いいねやリポストが一気に増える投稿には必ずこの「ニッチな感情の言語化」が入っています。

例えばSNSマーケの文脈でニッチな感情を拾うとこういう感じになります。

「副業を始めたいと思って3ヶ月経つのに、まだ何も始められていない。でもSNSでは副業系アカウントを毎日フォローしている。情報収集しているだけで前に進んでいる気になっているやつ、正直自分もそれだった」

この投稿が刺さる理由は、「情報収集を行動と錯覚している自分」というニッチな感情を言語化しているからです。

誰もが心当たりはあるけれど、言語化してくれた人はいなかった。

ニッチな感情の見つけ方

結論として、自分の過去の経験を深掘りすることです。

あの時、本当はどんな気持ちだったか」を徹底的に言語化してみる。

表面的な感情の下にある、複雑で矛盾した感情を掘り起こす。
そこにニッチな感情が眠っています。

僕がSNS集客について発信する時、「月7桁達成した」という結果より「調理師を辞めてブラック企業を経験して、文章一本で食えるようになった時の、誰にも言えない安堵感」という感情の方が圧倒的に刺さります。

結果じゃなくて、プロセスの中にある複雑な感情が人の心を動かす

身近な人の愚痴や悩みを聞く習慣をつけることも効果的。

人が愚痴を言う時、表面的な不満の下に必ずニッチな感情が隠れています。

「上司がむかつく」という愚痴の裏には「自分の努力を見てもらえない悲しさ」と「それでも認められたいという欲求」が同時に存在している。

この複雑さを拾えるかどうかが、発信の深さを決めます。

発信にどう活かすか

ニッチな感情を拾う力を発信に活かす方法はシンプルです。

投稿を書く前に「この読者は今どんな気持ちか」を深く想像する。

表面的な悩みではなく、その悩みの裏側にある感情まで掘り下げる。

「稼げなくて焦っている」→その裏にある「周りに置いていかれる感覚」「自分だけ取り残されている孤独感」まで想像する。

そこに刺さる言葉を置く。

AIにできるのは「稼げなくて焦っている人向けのコンテンツ」を量産することです。

でも「周りに置いていかれる感覚を抱えながら、それでも諦めきれない人」に刺さる言葉を書けるのは、同じ感情を経験した人間だけです。

発信の差別化を考える時、多くの人はノウハウの差別化を考えます。

でも本当の差別化はここではない。同じノウハウでも、読者のニッチな感情に寄り添えるかどうかで、刺さり方が全然ちがいます。

AIがどれだけ進化しても、人間が経験から生み出すニッチな感情の言語化は代替できない。

ここをサボった発信者がAIに仕事を奪われていく。逆にここを磨き続けた発信者は、AIの進化に関係なく生き残れます

AIと質問力・不変の知識の関係についてはこちらでも書いています↓

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もし「自分の発信がなんか刺さらない」と感じているなら、まずニッチな感情を拾えているかどうかを見直してみてください。

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